爽やかなラベンダーブルーの石

 シンプルにポメラート風のリングにしようかと原型を作ったまま放置していたラベンダー翡翠が探し物をしている時に偶然に目に入りました。


石がふっくらと形よく爽やかで若々しいラベンダー翡翠は指からはみ出そうな大きさなのですが、翡翠の持つ奥ゆかしさと品質の良い証である透明な輝きのせいか、大きなリングでも違和感なく着けられそうです。   ここまで原型を作ったのになぜ完成させないで放置していたのかなあ、、、と考えていました。

大ぶりのラベンダー翡翠は様々なものを扱ってきましたが、これは相当に大きいので重さを計ってみたところ、

予想よりもずっと大きかったです、、、

無処理のラベンダーは品質が良く透明度があればあるほど色の濃いものは滅多に無く、たとえ原石の状態でかなりの色がのっていたとしてもカットしていくと色が薄く見えてしまうので写真のような透明度で色がここまであるものは珍しいです。

リングの製作が先に進まなかったのは、原型の完成も間近になったある日、もしかしたらこの大きさはペンダントの方がよいのか?と思ったからかもしれません。

余っているダイヤ入りのベイルを見つけたのでそれを合わせてみました。

プロングが目立たないようなシンプルなデザインで石座を作って繋げたらペンダントにしても素敵になりそうな気がします。

これはホワイトゴールドの枠にダイヤが入るので、冷たい輝きが強調されて涼しく装えると思いますが、ダイヤなしでイエローゴールドのちょっと凝ったベイルを着けても良いかもしれない、、と迷っています。


ラベンダー翡翠の色はピンク系からブルー系まで様々ですが、価値ある無処理の輝きはたいていは透明な生地にうっすらと色がついている爽やかな感じのものが多いです。  こちらの石はブルーに霞がかかったようなお洒落な色ですのでピンク系よりも若々しい印象を感じます。

せっかく原型を作成したのでリングという線も捨てがたいところですが、ペンダントの方が良いのかとまたしても迷っています。



翡翠の色幅は本当に広いですが、こんなラベンダーブルーの爽やかな輝きも大ぶりだからこそ魅力が倍増してとても欲しくなる石のように思えます。


まだ迷っています。

ラベンダーブルーはとても魅力的な色なので、もう少し小ぶりならば華やかなデザインを着けてブローチにしてもよさそうです。

以前から作りたかったラベンダーブルーの翡翠の入るブローチ。



翡翠とは思えないようなブルーグレーは珍しいですね。


こんな品質はリングにできそうです。

原石がなかなか揃わない希少なものですが、秋冬のジュエリーに向けてデザインを詰めていきたいとおもっているところです。



さて、32ctのラベンダーブルーはどうしようか、、、まだまだ悩みます。

それでは!



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