あまりの暑さに”白翡翠のバングル”

 今朝、6時ごろバルコニーの窓をちょっと開けてびっくり、涼やかな風を期待していたのに熱風が入ってきました。


7時ごろ、バンコクのサトーン界隈の気温はすでに39度で、パーキングに降りると更に暑く、めまいがしそうになりました。  昨年はこんなに暑かったでしょうか??? 今まで感じたことが無いような暑さだと思います。

そんなこんなで午後からショールームに来ておりますが、この時期はやはりひんやりとしたジュエリーをお勧めしたくなります。

”ひんやり”で有名なのは翡翠、それも硬玉のJadeiteです。 翡翠は割れにくいという性質(硬度が高い)ということと関係しているのか、石の表面にさわると、冷蔵庫からだしたばかりのような冷たさを感じます。



翡翠のバングルはサイズが微妙なのでネットや通販で販売するのは躊躇してしまうアイテムの一つで、Sheenでも店舗にいらした方のみに紹介させていただいています。

アジア系の方、特に中国の方はこの翡翠のバングルに強いこだわりをお持ちで、特に富裕層の方はその質や色に強いこだわりがあるので手にとって見ていただくのが最善の方法かと思っています。   そうなんですが、このひんやり感があまりにも心地よいので本日はアップさせていただきました。  今年ははやはり白翡翠かなと思います。 ラッキカラーですしね

ところで、この翡翠のバングルっていつ頃から流行したのかご存じですか? 私はてっきり翡翠が大流行した中国の清朝の時代かと思っていましたが、調べてみるとずうっと古くからあるとわかりました。

こんな記述をみつけました。


中国の古代王朝である商朝(紀元前1600年-紀元前1046年)の時代から、翡翠は王族や貴族の宝物として大切にされていました。商朝の墓からは、翡翠の器や装飾品が多数発掘されており、その価値を物語っています。

また、中国の漢朝(紀元前206年-220年)以降には、翡翠のバングルが広く使用されるようになりました。漢朝の時代には、翡翠のバングルは、女性の美しさや権威を象徴するアイテムとして広く愛用され、後の時代にもその影響を残しました。

明朝(1368年-1644年)に入ると、翡翠のバングルはますます人気を集め、貴族や官僚の間で広く使われるようになりました。明朝の時代には、翡翠のバングルは、玉器や宝石類とともに、財産の象徴として扱われることもありました。


紀元前から翡翠のバングルってあったのには驚きました。 しかし、やはり翡翠(Jadeite)である硬玉が産出されない中国では翡翠といっても軟玉であるネフライト(Naphrite)が主流だったようで、以下の記述も見つけました。


古代の翡翠のバングルは、硬玉(jadeite)よりも軟玉(nephrite)が一般的でした。軟玉は、古代中国で産出量が多かったため、広く使用されていました。また、南玉は硬度が低く、形成が容易であったため、加工しやすかったとされています。一方、硬玉は、軟玉に比べて産出量が少なく、硬度が高いため加工が困難であったため、古代中国ではあまり使用されませんでした。しかし、硬玉は比較的希少であり、高品質のものは非常に高価であったため、王族や貴族のみが所有することができました。現代では、硬玉の翡翠が一般的になってきており、硬玉の翡翠のバングルも多く作られています。しかし、軟玉の翡翠もまだ一定の需要があり、価値があるとされています。


アジアではとくに富裕層の方がバングルにこだわるのがこれでわかる気がします。 高級なお守りとして末永く使うということ、更に投資として最高のものを購入したのだと思います。


私は、お守りとして翡翠を着用する気持ちが強いのと同時に上品な雰囲気を出せる数少ない宝石だと思っているので、やはり集めていきたい石だと思っています。  白ヒスイのバングルはなによりもヒヤッと感が素敵ですが、白がとても流行っている今年の夏は積極的に着けたいアイテムだと思いました。


皆様も本物の翡翠のヒヤッと感を是非体験してみてください。


                 (ぴたっとつけるとひんやり~)

それでは!












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